参考書レビュー:物理表現のイラスト描画

"物理表現のイラスト描画"のレビューです

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◆書籍名:物理表現のイラスト描画
◆作者:平井太郎


◆内容
・Lesson 1:炎
火災から火炎放射器、戦車・戦艦の発砲などの描き方
・Lesson 2:爆発
石油タンクや自動車の爆発からミサイル着弾、フィクション爆発などの描き方
・Lesson 3: 煙
タバコの煙からバックドラフトなどの描き方
・Lesson 4:雲
積雲、高積雲など、さまざまの種類の雲の発生原理と描き方
・Lesson 5:川
川の流れと岩石を実写写真を交えてその成り立ちと描き方
・Lesson 6:火山
溶岩の噴出や水蒸気爆発など、噴火を中心とした描き方
・Lesson 7:水
飛び散る水や雨など、水と重力の関係を捉えつつ描き方
・Lesson 8:空気・風
風になびく髪や揺れる服、はためく旗などの描き方
・Lesson 9:車
慣性や遠心力を踏まえた自動車の描き方
・Lesson 10:天体
夜空(星雲、星、流れ星)の描き方

◆感想
適当に開いたページを読むだけでも面白い、原理から学べるイラスト参考書!!!
解説が長々と書かれている...わけではなく必ず1P内にイラストが載っており、ぶっちゃけ文章を読まなくてもある程度内容が理解できる書籍となっています。

物理表現を描くうえで何が重要か?それはリアルさだと思っています。
この書籍は原理から解説されているので なぜそうなるのか、どういう反応が起こるのか、科学的な面から描き方を学べます。
これを理解していると描き方の幅が広がることは間違いないと思います。

例えば、Lesson2の"爆発"
爆発する瞬間から、爆発後までをコマ送りで描けますか?
どういう反応が起きるのか、破片の飛び散り方、煙の流れ方、周囲の影響、etc...
知らないと、描けないです
これらの知識をどこで手に入れるか?はいこの書籍ですね。
10項目に及ぶ広範囲の内容。
とりあえず一冊、手元に置いておくだけでも安心感があります。

ぶっちゃけ絵を描かない人も楽しめる書籍です。
これ、本当に勉強になるので中学生くらいの人も読むといいかもしれませんね..

そんな書籍です。ぼくも一冊持っています。
Amazonでお試しで中身を数ページ読めるので気になった方はぜひ..!

以上、レビューでした

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